自転車のサスペンションのデメリット
アンチサスペンションの方ならいの一番に言うのはペダリング効率の悪さw
もう脊髄反射のように語られてますね
実際に自転車を設計する上で他の走りに関するジオメトリより何より分かりやすく高性能を謳えるのでどのメーカーも常に前面に押し出して紹介しています。
これは自転車特有の悩みで他のオートバイや自動車ではそもそも気にすることもない小事。
そして重量面の問題は回避不可能な問題ですがこれは余計な部品が増えるのでもうどうしようもない!
でも実は隠れた三つ目のデメリットがもう一つ
それは前進してる時に等速直線運動の力を吸収することがあること。
グラベルでダウンヒルをするようになって確認できたことですがブレーキをリリースした後の加速がフルサスとは段違いでした。
まるで電動のモーターが付いてるかのようにススーっと加速していきます。
これはサスに熱に変換されるはずだった前進する力がそのまま加速に使われてるからなのでしょう。
ではなぜ前進する力がサスに熱に変換されてしまうのか?
路面が滑らかで何もない場所だったらタイヤの路面抵抗くらいしか違いはありません。
ですが凸凹がある地面では前進して段差を車輪が踏んだ時にサスがあるとサスが衝撃を吸収します吸収された衝撃はダンパーで熱に変換されて大気逃がされます。
前進中に段差→サスが沈む→ダンパーが熱に変換→大気中に放出
が何度も何度も繰り替えされ前進しながらサスが沈めば沈むほど運動エネルギーが熱エネルギーに変換されて大気中に放出されてしまします。
サスによってライディングに集中できる環境を獲るかわりに全身エネルギーをスポイルしてるのです。
でもリスク対効果ではないですが効果のほうが圧倒的に強いので見過ごされているのでしょうね。